
新修 京都叢書 第20巻 総索引 1頁
「京都叢書」は、近世までの京都の名所案内などの資料を集成した書籍で、大正大礼を記念して大正3年(1914)から大正6年(1917)にかけて全16巻構成で刊行されている。編者は京都府立図書館長を務めた湯浅吉郎(半月)。碓井小三郎によって、大正4年(1915)11月に書き終えられたばかりの「京都坊目誌」も翌5年(1916)10月には第10巻から第12巻と第15・16巻として刊行されている。
編者の湯浅吉郎は安政5年(1858)、上野国碓氷郡安中宿(現在の群馬県安中市)で味噌醤油醸造を営む湯浅治郎吉の子として生まれる。家業を継いだ兄の治郎が創設した私立図書館「便覧舎」を手伝う。明治10年(1877)同志社普通科に入学し、8年後に同校神学科を卒業。アメリカに留学してオベリン大学・エール大学で旧約聖書及び古典ヘブライ語について学び博士号を習得する。
明治24年(1891)に帰国。同志社の教授、京都平安教会牧師を務めた後、新設の京都帝国大学の総長に招かれ法学部講師となる。また大学付属図書館事務に従事し、明治35年(1902)図書館学研究のため再渡米、英、仏、独の図書館も見聞する。明治37年(1904)京都府立図書館館長に就任。京都帝大図書館館長の新村出や大阪府立図書館館長の今井貫一らとともに日本の図書館制度の整備充実にも尽くす。十進分類法の採用、図書の館外貸出、児童図書室の開設、郷土誌展覧会の開催、現代に通じる先進的なサービスを実施する。なお半月の号は趣味の琵琶に由来する。
昭和に入り、大正版の「京都叢書」に、元禄年間(1688~1703)に成立した「山州名跡志」を新たに加え、「増補 京都叢書」として昭和8年(1933)から刊行が開始する。当初、粟野秀穂が編集を行っていたが、昭和9年(1934)2月以降は発行所である増補京都叢書刊行会の代表者・井出時秀に代わっている。「増補 京都叢書」は全20巻構成であるが、第17巻の京都叢書索引、第18巻の京都坊目誌索引さらに新たに加えた「山州名跡志」の索引と索引自体が3つに分割されている。
今回取り上げた「新修 京都叢書」は、光彩社が300部限定で昭和40年(1965)から同44年(1969)にかけて刊行した書籍。全20巻構成で、各巻に掲載されているタイトルも上記の「増補 京都叢書」とほぼ一致しているので、「増補 京都叢書」の覆刻版と思われる。「増補 京都叢書」では第18巻が京都坊目誌首 巻之1-5と京都坊目誌索引であるが、「新修 京都叢書」では京都坊目誌首を第13巻に収め第13巻から第17巻を京都坊目誌にあて、追加された「山州名跡志」を第18巻を乾、第18巻を坤としている。なお索引は京都叢書全体を網羅できるように新たに作り直し、第20巻としている。
臨川書店より野間光辰編による「新修京都叢書」と「新撰京都叢書」が刊行されている。
「新修京都叢書」は昭和51年(1976)より全22巻で刊行された後。再び平成6年(1994)から翌年にかけて古地図集の第23巻を加えた全23巻として出版されている。さらに12年後の平成18年(2006)には新索引として第24・25巻が追加されている。2つの「新修京都叢書」を比較すると臨川書店の方が光彩社版を網羅した上で数点新たな名所案内等を加えているように見受けられる。また昭和59年(1984)から5年をかけて刊行された「新撰京都叢書」は「増補 京都叢書」や臨川書店版の「新修京都叢書」に所収されていない作品だけを集めている。
京都叢書20巻は全巻の索引となっている。まえがきによれば、元版は三巻に分冊されていて、書名で引くような不便なものであった。この新修京都叢書では一巻にまとめ、配列は五十音順に統一している。ページ数を算用数字に改定すると共に、索引数も元版の約三倍と充実させている。
■ NDL-OPAC (国立国会図書館雑誌記事索引)
| 書名 | 新修京都叢書 第20巻 総索引 |
| 出版地 国名コード | JP |
| 出版地 | 京都 |
| 出版社 | 光彩社 |
| 出版年 | 1969 |
| 大きさ 容量等 | 322p ; 22cm |
| 注記 | 限定版 |
| ISBN | |
| 価格 | |
| JP番号 | |
| 巻次 | 第20巻 |
| 出版年月日等 | 1969 |
| 件名 キーワード | 京都府--地誌 総索引 |
| NDLC | 291.62 |
| NDLC2 | |
| NDC 8版 | |
| 対象利用者 | 一般 |
| 資料の種別 | 図書 |
| 言語 ISO639 2形式 | jpn : 日本語 |
| NDL-OPAC URL | http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I017267710-00 |
■ 目次
| 00001 総索引 | ||
| 00002 | まえがき | |
| 00003 | 凡例 | |
| 00004 新修京都叢書 索引 五十音順 | 1 |
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